専門研修

専門研修概要

専門医制度を2段階制とする。初期臨床研修を修了した後、医師は19基本診療領域のいずれかの専門医資格を取得することが求められる。
基本診療領域の専門医資格取得には、原則として初期臨床研修修了後3年以上の専門研修の後に受験資格が与えられる。診療領域によっては初期臨床研修期間中に当該領域の研修を一部履修することも可能であり、その制度設計には多少の違いはあるが、身につけるべき専門医としての能力が満たされていることが条件となることは言うまでもない。
基本診療領域専門医資格を取得した後、その領域を総合的に担当する専門医として継続して活動する場合もある一方で、さらに専門分化した
診療領域の専門医資格取得を目指す医師はサブスペシャルティ領域専門研修に進む場合もある。

専攻医研修委員会 委員長 挨拶

久留米大学における専門研修
〜豊富な症例数、高度な学術研究指導体制〜
専攻医研修委員会
委員長 内野俊郎
専攻医研修委員会 委員長

2018年に創設された新しい専門医研修制度ですが、久留米大学では毎年多くの専攻医が研修を開始しています。
日本専門医機構が認定する「専門医」とは、それぞれの診療領域における適切な教育を受けて、十分な知識・経験を持ち、患者から信頼される標準的な医療を提供できる医師と定義されています。それは、まさにこれまで久留米大学が行ってまいりました、実質的な能力を有する正真正銘の専門医を育成し、それぞれの専門分野において、専門技術、臨床能力を有し、高度な医療を提供することができる専門医を養成することにほかなりません。
本学では新しい専門医制度開始に先駆けて2013年に専攻医研修委員会を設置し、大学病院として一流の専門医養成のための適切なカリキュラム・プログラム構築、専攻医の皆さんの希望に見合った専門医研修プログラムの充実を図るための、より確かな専門医制度を構築してきました。今後も専門医取得に必要な経験症例や修練システムが変更されることが予想されますが、久留米大学ではどのような変化にも十分余力を持って対応できますので、安心して研修していただくことができます。
専門医取得条件には、臨床研究のみならず、学術集会への参加、学内講習会、学内研究会や安全感染講習会などの受講、サブスペシャリティー領域においては学会発表、学術論文発表が義務付けられている分野もあります。久留米大学からは、大学病院ならではの豊富な症例数、また高度な学術研究指導体制を生かし、多くの優れた指導者のもとで、多くの優れた各領域の専門医を輩出してまいりました。
現在も、さらに実のある優れた研修カリキュラム・プログラムの整備・構築に全力を挙げて努力しているところであります。

久留米大学の各講座には、筑後地域はもとより九州、西日本に広くまたがる多くの関連病院、そこで活躍する幅広い指導者が揃っています。後輩を大切に育てることへの情熱は久留米大学の良き伝統であると考えています。
 多くの若き医師が、久留米大学病院を基幹とする専門医研修プログラムに参加し、各領域の専門医として巣立ち、更に指導医、修練指導責任者として成長していっていただけることを心より祈念しております。

専門研修プログラム

専攻医募集について

※専門研修プログラム概要・プログラム冊子は、定員・施設群構成等に変更が生じる可能性があることを予めご了承ください。
なお、一部の領域のプログラム情報は準備中につき前年度のものを掲載しています。

※本院では領域ごとの説明も行っております。ご興味のある方は、ぜひ各講座にお問い合わせください。

※地域枠・都道府県特別枠推薦入学の方は、従事要件をご確認のうえご応募ください。

2025年度(令和7年度)専門研修プログラム更新状況:

 2024/11/01更新:皮膚科
 2024/7/30更新:整形外科
 2024/7/24更新:肝・胆・膵外科、消化管外科、皮膚科
 2024/7/22更新:救急科
 2024/7/18更新:脳神経外科、乳腺・内分泌外科、外科専門研修プログラム、心臓血管外科、病理
 2024/7/11更新:呼吸器外科、小児科、形成外科、リハビリテーション科、泌尿器科
 2024/7/8更新:内科専門研修プログラム、精神神経科
 2024/7/3更新:消化器内科、腎臓内科
 2024/7/2更新:眼科、小児外科
 2024/6/27更新:産婦人科
 2024/6/25更新:呼吸器・神経・膠原病内科、心臓・血管内科、血液・腫瘍内科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、麻酔科、放射線科

 

基本領域

その他

大学院

本研究科博士課程は、医学・医療の各専攻分野において、自立した研究者として学術研究を推進する能力をもつ人材を育成するとともに、高度に専門的な医療業務に従事するために必要とされる幅広い学識、国際的視野ならびに豊かな教養と人間性を備えた人材を育成することを目的とする。

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